レイコン2009総評
 

○参加者向けのメッセージ

ちょっと気になったのがレイアウト作品解説のテキストに「なんか殺風景ですが」とか「操作が複雑になっています」とか自虐的になっている文章をよく見かけました。
それ、思っていても言っちゃダメです。
やはり、人に見てもらう前に自虐ネタやっても損するだけなのでここは「低スペックのPCでも動くように一部情景を簡略化しています」とか「実物さながらの操作を楽しめます」とか書いた方が印象が良くありませんか?良くないですかそうですか。

まぁこれは極端な例なので違和感があるかもしれませんが、なるべくプラスの言葉を選んで書いていった方がマイナスの言葉でつづるよりもずっと良い方向へ作用することは間違いないので是非ともプラスの言葉で解説を書いていくことをお薦めします。
"モノは言いよう"です。

 

次にレイアウト作り方ですが、自分用のレイアウトならともかくコンテスト用のレイアウトは人に見てもらうのが前提です。
つまり、自分だけが楽しめるのではダメなんです。
例えば、レイアウトの隅っこに"隠し町並み"みたいなのを作っても審査員は気付きません。保証します。
自分が手間暇かけたモノは惜しまずに線路沿線に設置したりビュワー起動時に目の前に現れるようにするなど積極的に押し出していかないと評価されません。
逆に目立つところが何もない平野だと"手抜き感"が丸出しになってしまいます。
運転台の視点から見えるところだけで良いんです、山並みなり田園風景なり何か作って下さい。
それだけでグッと良いレイアウトに仕上がります。

 

オマケ、レイヤーの活用法について。

まず画像のように"編成"と"主編成"の2つのレイヤーを用意して下さい。
(レイヤーを右クリック>レイヤー追加で増やせます)

必ず"主編成"のレイヤーが下に来るようにします
(レイヤー名の変更はレイヤーを右クリック>レイヤー情報で変更できます)

そしてビュワー起動時に選択された状態にしたい編成を"主編成"のレイヤーへ
(1編成のみにして下さい)

それ以外の編成を"編成"のレイヤーに入れておきます。

こうすることによって常に主編成のレイヤーに居る編成がビュワー起動時に選択された状態になります。

またこれによって展開できていない編成を探すのが楽になるのでお薦めです。

 

今回V4のレイアウトを色々見てきましたが面白いことにそれぞれのレイアウトにそれぞれキラリと光るモノを見つけられました。あとは"見せ方"次第です。



○I.MAGICさん向けのメッセージ

テクスチャー置換について言いたいことがあるので書いておく

テクスチャー置換に関しては常磐線氏の作品レビューにて書きましたが、他作品でもこの機能が使われているレイアウトは多くなかったです。
この機能はお手軽に地形テクスチャを実感的に見せることができるツールで、自分も多用しています。
しかし、未だにこの機能を使っているユーザーがあまりいません。
なぜお手軽に使えるツールなのにこれほどまでに普及していないのか?自分はマニュアルが問題じゃないかと思います。

ちょっとV4のマニュアルを見てみると書かれてないんですよコレ。
かろうじてレイアウターリファレンスの地形ツールの欄の下の方に

ある種類のテクスチャーを別のテクスチャーに置き換えます。テクスチャーは、単一のものが全体に張ってあると碁盤の目のような繰り返しパターンが見えてしまいます。テクスチャー置換で、置き換えるときにランダムに張り付ける機能が働くので、繰り返しパターンを消すときにも使用できます。

と、素っ気なく書かれているだけ。どういった効果があるのかわかりにくいです。

これで理解できる方もいるかもしれません。しかし、自分は当初ワケがわからず適当にいじってからようやく使い方がわかりました。
さらに、適当に使ったがためにテクスチャがグチャグチャになって「もう使うのやめた」という流れになってしまう恐れもあります。

ここで常磐線氏の作品を例に挙げてみます。


テクスチャ置換前


テクスチャ置換後

築堤や水面などのテクスチャが実感的になっています。

foxさんのページに詳しい解説が書かれているようにユーザー側で解説されている事項でもありますが、やはりVRMを始めたばかりのライトユーザーは個人ページに載っている解説よりも公式マニュアルに載っている解説を先に見るでしょう。
そして先述した「もう使うのやめた」という流れになってしまい、あまり普及していない一因にもなっているかと思います。

ユーザーも損してるし、I.MAGICさんも損だし、良いこと無いです。

もし、解説ページを作るのが面倒ならユーザーが書いた解説を公式ページにリンクを貼るだけでも大分違うと思います。
どうかこの件はご一考願います。



○主催者向けのメッセージ
主催:アイマジック、VRMスーパーバイザーとなっていたので一応分けときました。

公式ページの総評に気になる一文が

完全な自動運転を導入した場合、プレイヤーは運転することができなくなります。運転する代わりにプレイヤーになにを提示できるか、情景の見せ方、視線の誘導、音による演出など「レイアウトの見せ方」が今後の制作課題となりそうです。

ひとつ疑問が浮かびます。もしも「情景の見せ方、視線の誘導、音による演出」がなされているレイアウトが投稿された場合、主催者はそれ相応の発表をしてくれるんでしょうか?

例年のことながら公式ページでは大賞作以下すべてのレイアウトがスクリーンショットの公開のみにとどまっています。
ボクはスクリーンショットだけでそのレイアウトが「情景の見せ方、視線の誘導、音による演出」を行っているとは判断できないと思います。

せっかく手間暇かけて情景だけでなく様々な演出を組み込んだレイアウトがそうでないレイアウトと同様にスクリーンショットを公開して「ハイ、お終い」ではあんまりです。

ボクが思うに、いままでハイレベルな作品が集まっていたのは「誰かにレビューを書いてもらえるかも」という期待が少なからずあったからだと思います。
レイアウトに仕込んだネタに誰かが反応してくれたときはとても嬉しいし、逆にボケたのに誰もツッコミを入れてくれなかったときほど寂しいものはないですから。

 

閑話休題

折しもAKAGIさんのブログにてこのような記事が公開されました。

以下、記事より引用
A:「スクリプトが書かれた部品が欠落した場合、オブジェクト参照などの関係でエラーが出るため、「全てのスクリプトを実行しないモード」みたいなモノはいかが?」
R:「そーですね、やはりそこは製品を『買っていただきたい』ので、そのような機能は無いね」

ひょっとしたら主催者さんがこれと似たようなノリでユーザーの購買意欲を煽るためにわざと大賞作品を詳しく紹介しないようにしているのかもしれません。
「大賞作を見たければ買ってね」みたいな(あくまで推測です。念のため)

この推測の真偽はともかく、結局今の状況って普通のRPGとかに例えるならキャラクターの画像だけ載せて「このゲームやりたかったら買ってね」と言っているのと同じような気がしてならないのはボクだけでしょうか?

せっかく広大なマップや壮大なストーリーを持っているのに、全て見せずにキャラクターの顔だけのせてるようでゲームの内容を知っているボクとしては非常に歯痒く感じます。
今までVRMを愛用してきたユーザーならこのやり方でもいけるでしょう。
しかし、VRMを知らない人やこれから始めようと思っている人には逆効果なような気がします。
それこそ「情景の見せ方、視線の誘導、音による演出」が自在にできるソフトなのに、知らない人が見たらただの「汽車ぽっぽゲーム」にしか映らないように思います。

総評に書いてあった"「レイアウトの見せ方」が今後の制作課題となりそうです。"という言葉が主催者の自戒の意味合いも含めた言葉であることを祈りつつ、レイコン2009の総評を終わらせて頂きます。
ここまでお読み下さりありがとう御座いました。


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